プロジェクターを屋外で使う?
ゴンプロに寄せられる質問に、
「プロジェクターを屋外で使いたい」
「明るい部屋で使いたい」
というものがよくあります。
果たしてプロジェクターは明るい場所で使えるのか?
また、高額なパワープロジェクターなら屋外で使えるのか?
今回はこの質問にお答えして行きます。
そもそもプロジェクターを屋外(明るいところ)で使うというのはどういうことなのでしょうか?
皆さんはトンネルで車を運転する時はヘッドライトを点けると思います。
また、トンネルを出る時には消灯するでしょう。
しかし、ヘッドライトを消し忘れてしまうことはありませんか?
特にとても天気のよい昼間など、消し忘れて走っている車をよく見かけます。
どうしてヘッドライトを消し忘れてしまうのでしょうか?
答えは実に簡単です。
太陽の明るさは実に偉大で、明るい戸外をヘッドライトで照らし出しても焼け石に水。
自分の車のヘッドライトが点いていてもわからないのです。
夜空では光り輝く花火も、昼間は煙しか見えないのと同じことですね。
それでは明るい場所、明るい部屋でのプロジェクターの使用についてはどうでしょうか?
太陽の下での使用とまでは行かないまでも、
「蛍光灯は消すことが出来ない」
「セミナーなので出席者にメモを取ってもらう程度の明るさは確保したい」
等の要望は必ずあると思います。
では実際に、明るい場所でプロジェクターを使うとどうなるのでしょうか?
下記の画像をご覧ください。
暗室での投影画面
明るい場所でプロジェクターを使うということはすなわち、
「暗室での投影画面を照明で照らし出してやる」ということに他なりません。
上の暗室での投影画面を蛍光灯などの光で照らすと、
明るい場所での投影画面
このように明るい部分も、黒い部分も関係なく照らされ、
全体が「薄くなる」ということになります。
明るいところでプロジェクターを使うということは、
最終的には「この薄さにどれだけ妥協できるか」にかかって来る思われます。
プレゼンや会議など、テキスト文字を中心に投影する場合は、比較的妥協しやすいでしょう。
しかし、映画や写真などの美しさにこだわる上映の場合、明るい場所での投影はオススメできません。
少しショッキングなお話ですが、
プロジェクターは絶対に黒を照射することはできません。
別の言い方をすれば、明るいスクリーンにどんなに光を当てても黒は作り出すことは出来ないのです。
これはどんな強力なプロジェクターを使っても同じです。
プロジェクターは「光を加える」ための機械です。
部屋の蛍光灯で照らされているスクリーンの表面を減光して、黒くすることは決して出来ないのです。
※イヤホーンのノイズリダクションのように逆位相の光波をピンポイントで当てることが出来れば、
理論的には可能ですが、現代のプロジェクターではまだそこまで進歩していません。
映画館の天井や壁が暗いのはなぜか!?
それは館内を暗くするためです。
もともと照明を全部落とす映画館で、なぜさらに壁を黒くする必要があるのか!?
その理由はスクリーンそのものが光源になってしまうからです。
壁や天井で跳ね返った光が再びスクリーンを照らすのを防いでいるのです。
壁や天井を黒くすることにより、スクリーンからの光を吸収しているのです。
本格的に映画を観るためには、余分な光のシャットアウトがいかに重要かがお分かりいただけるかと思います。
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